【ネタバレ注意】TrymenT [AlphA編] をプレイしての感想とか考察とか
※TrymenT AlphA編のネタバレを含む為、完走後に読むことをおすすめします。
ここでは「TrymenT [AlphA編] 」をプレイしての感想とか考察とか、僕が書きたいことを好き勝手に書いていきます。
「TrymenT」は「Re:LieF」の続編(というよりは昇華編)なわけですが、「TrymenTはやったけどRe:LieFはやってない!」という方も多いかと思いますので、ちょくちょくRe:LieFの解説も入れていければと思います。
桜と蓮
プロローグ映像内の1シーンから。一本の桜の木の周囲に蓮が咲き乱れているこの場所、Re:LieFではキービジュアルだったりタイトル画面にも使われているお馴染みのところですね。このキービジュアルが好き過ぎるんですわぁ。
ここで語りたいのは、ここが本来ならあり得ない場所であることですね。と言いますのも、桜は知っての通り春の花であるのに対して、蓮は夏の花なんですよね。この二つの植物、開花時期は被らないんですよ。要するに、本来ならあり得ない場所 = 現実でない場所というわけです。これがキービジュアル段階での伏線だったのかと考えると、めちゃくちゃ胸熱ですよね。
冒頭に出てきた謎の人物
プロローグ映像後いきなりのこのシーン。おいおい、冒頭から不穏だなぁおい…ってのはさておき、お前誰!? って話ですよね。
Re:LieFでも見たことないし、公式HPキャラクター欄にも、ゲーム内LibrarY(右クリックのメニュー欄からいけるキャラ一覧図鑑)にも記載の無いこのキャラ。安直な考えですが、アイ・ユウと同じ白髪であったり、どこか無機質な雰囲気を感じるので、人工知能である可能性が高いように思います。
物語を進めていくと、人工知能Omegaの存在が示唆されます。このキャラはそのOmegaが仮想世界内で人の姿をとったものでは…?(個人の見解です)
TrymenTとTraumenD
謎の人物登場後、星乃あやめが甘利紗陽を、君島翔が早乙女はづきを名乗るこのシーン。先ほどの謎の人物が登場した時と同じように雪が積もっていて赤い月が出ていることから、同じ世界 = 仮想世界での会話でしょうか。
早乙女はづきは君島翔のペンネームであり、甘利紗陽は星乃あやめをモデルとした、翔とあやめが共同で作った物語の主人公の名前ということは、物語を進めていけばわかると思います。仮想世界に取り残されたあやめを、翔が迎えに来るシーンだということは何となく想像できるのですが、どうしてお互いにニックネームを名乗ったのか…わからん(何故語った
とまぁここで語りたいことは別にあってですね。ちょっと話がずれるんですが、Re:LieFを発売したRASK(全年齢名義はTrymenT)さんには、前身となった「Traumend」という同人サークルがありまして。公式はRASKの前身がTraumendとは公表していない(2020年2月現在)んですが、TrymenTの公式Twitter垢がTraumendの時のものを流用していたりするので、ほぼ間違いないかと思われます。
このTraumend名義で発表されたのが「トレイメント~Etude~」と、そのアフターストーリーを綴った「トレイメント~Concerto~」という二つの作品です。この二作品の登場人物を、各特設サイトで確認してもらうとわかるのですが… おやおや…?
おっと、どういうことだこれは!? しかもこれだけではなくてですね…
物語後半に登場したこの二人も…
トレイメントに出てきてるんですね~
ここで疑問なのが、TrymenTにおいて甘利紗陽と早乙女はづきは空想上の人物なのかどうかということですね。見て分かる通り、天草さんと影山君はトレイメントと同じ容姿で、実在の人物としてTrymenTに出てきます。…ややこしなおい
2019年7月23日、1枚のキービジュアルと共に、TrymenT公式サイトが更新されます。
この時、キャラクターページが更新され、天草月乃…影山星一… ファッ!? ってなったわけです。ここで僕はTrymenTはトレイメントのサイドストーリー、もしくはifの物語ではないかと考えたわけです。
僕は当初、この思わせぶりに顔の左側を見せないのは、きっとそこに白いリボン(甘利紗陽のトレンドマーク)があるからなんだろうなぁ。更新されたキャラクターページに甘利紗陽の名前が無いことから、きっとそういう類の伏線なんだろうなぁ。天草月乃、影山星一と同じように、甘利紗陽は実在の人物として登場するんだろうなぁ。っと思っていたわけです。
ところがぎっちょん、TrymenTにおいて、甘利紗陽は物語上(空想上)の人物として登場してきました。えぇ…?
物語を進めていくと、こんなシーンがあります。
甘利紗陽キタァァァ っと思っていた時期が僕にもありました。しかし、甘利紗陽が語っていたように見えたセリフは、実はあやめのものだったということがバックログを眺めるとわかります。
この「少女はあなたでありわたしでもある」というセリフ。当初「星乃あやめ = 甘利紗陽」かと思っていましたが、物語を進めていくと、「星乃あやめ = 君島翔」であることが難なくわかります。もうここまでくると、TrymenTにおいて甘利紗陽は星乃あやめをモデルとした空想上の人物である可能性が高いように思います。そうなると、早乙女はづきも君島翔のペンネーム(=空想上の人物)に過ぎないのかもしれません。
甘利紗陽と早乙女はづきが、天草月乃と影山星一と同じように、実在の人物として登場していたならば、TrymenTはトレイメントのサイドストーリー、もしくはifの物語である可能性は高かったと言えます。しかし、実際はそうでない可能性が高いことから、あくまでトレイメントのキャラをTrymenTでも登場させたというただそれだけなのかもしれません。
とは言っても、わざわざこんな一枚絵を用意してきたくらいですから、OmegA編では、甘利紗陽が実体を持って登場する姿が見られるかもしれませんね。
余談ですが、件の一枚絵の章のタイトルは「革命のエチュード」でした。
間違いなく、元ネタはTraumend名義で発表された「トレイメント~
余談その2。Re:LieFのOP曲は「Re:TrymenT」、真ED曲は「Re:TraumenD」だったりします。エモいなおい。
ここで動画内クレジットにご注目。
オープニング曲
『Re:TrymenT』
歌 紫咲ほたる
作詞 甘利紗陽
作曲 甘利紗陽
…そうなんですよ。甘利紗陽はRe:LieFの時から名前だけは出てきてたんですよ。エモいなぁ~!(実際の作曲は金閉開羅巧夢ことえびかれー伯爵です。)
Re:LieFサントラでは、「Re:TrymenT」、「TraumenD」、「Re:TraumenD」に甘利紗陽名義が使われていました。
もちろんTrymenTでも使われていましたね。
『TrymenT ―今を変えたいと願うあなたへ―』オープニングムービー
ディア君とソウトメさん
序盤に出てくるこのシーン。ディアが司で、ソウトメが翔だということは何となくわかるのですが… どういうことだこれは? なんか現実味の無い世界観ですし…
もやもやしたままゲームを進めていくと、終盤になってようやくヒントが…!
どうにもあのシーンは、ゲームの中での出来事なのでは…? とあるゲームの第一字(第一次?)プレイヤーってユウが言ってますし。私たちを助けてくださり… っとも言っていることから、アルファ(ユウ)とディア(司)はよく行動を共にしていたのでしょうね。
6年前との記載があります。司が事故に遭う前か後か…微妙なところですね。補足説明いたしますと、司には元々脳の病気があり、その病気が交通事故をトリガーに覚醒してしまいます。あやめと似てますね。
ですがまぁ、ユウが人のふりをして、1プレイヤーとしてゲームに溶け込んでいたということを考えれば、事故に遭った後である可能性が高いように思います。(ユウに感情が搭載されるのは、司が事故に遭った後である為)
事故に遭った後(昏睡状態)である司が、ゲーム内では意識の自立ができているということは、恐らくTrymenT計画で用いられている「Algorithm」がこのゲームにも用いられていたんでしょうね。ということは、このゲームはトライメント計画を実行に移す為の実験であった可能性が高いように思います。
ミリャ・ブランコ・ホラトリア
僕、Re:LieFの時からずっとミリャちゃんを推してたりします。
可愛さの中でふと見せるカッコよさ。そのギャップがミリャちゃんの最大の魅力と言えます。(個人の意見です) ちなみに、ミリャちゃんの名前の由来がめっちゃエモいです。詳しくは画像三枚目のリンクを踏んでくだされ!
とまぁ、そんな僕の中での好きが詰まりまくったミリャちゃんですが、Re:LieFにはミリャちゃんルートが存在しません。何故だぁぁぁ(絶叫)
が、しかし! TrymenTでは完全にミリャルートに突入していましたね! 長年の推しが報われて、僕は大々満足です! ありがとう雫さん!!
TrymenTさん、以前こんなツイートをしていました。
🌕体験版公開まであと3日!
— TrymenT (@TrymenT_PJ) 2019年11月19日
今回は新作の仕様について少しお話していきます。
本作は「Re:LieF」を全く異なる視点から描いた完全新作になります。
主には前作で描かれなかった側面を中心に物語が展開されています。#TrymenT
(続きます) pic.twitter.com/ilH27BY4fV
よって、「Re:LieF」体験版の日向子視点での物語のみ概ね共通しており、同時間軸なので
— TrymenT (@TrymenT_PJ) 2019年11月19日
「TrymenT」「Re:LieF」どちらからプレイしたかによって、もう片方の作品の見え方が変わると思います。
片方プレイ後、興味がありましたらぜひもう片方の体験版をプレイしてみてくださいね。 pic.twitter.com/4T8fGOqQQS
この選択肢が各ルートの分岐になってまして。「コミュニケーション」が日向子ルート、「変化に置いていかれないこと」が流花ルート、「変化の先端に立つこと」がももルート、「どれか一つには絞れない」がアイルートになるわけです。
余談ですが、Re:LieFをまだやっていないという方、もしくはアイルートを開放していない(アイルート以外を全てクリアで開放)という方。もちろん全てのルートをやって欲しいんですが、極論、アイルート以外を全てスキップで終わらせ、アイルートをやるというのも全然アリだと思います。(邪道ですが) というか、ファンとしてはアイルートこそ是非やってほしい…!
余談その2。Re:LieF日向子ルートでは、ミリャちゃんと日向子ちゃんの幼少期の会話が楽しめます。日向子ルートまだの方は是非チェックを…!
おまけ
左がTrymenT、右がRe:LieFでの1場面になります。めっちゃエモくないですか!?